ひだまりPはこう語った

ちゅんちゅん、ハローラブライブ!「人生をラブライブ!にする」をモットーにあれこれ語ります。

ラブライブ!サンシャイン!!2期3話「虹」感想-Aqoursの原点は2年生!なリスタート回

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ウイイイイイイイ↑ッス!どうも、Chikaでーす!

まぁ今日は学校説明会、当日ですけども。

ほんでーかれこれまあ2時間くらい、えー待ったんですけども参加者は誰一人、来ませんでした。

 

このネタ前にもやりましたね。

 

 かくして第3話です!

 結論から言ってしまうと、正直ちょっと煮え切らないというか、不完全燃焼な回だったと感じました。その辺を具体的に考えていきたいと思います。

 

 続きを読むからどうぞ!

 

 

 

 

 あらすじ。学校説明会とラブライブ予選のダブルブッキング。大雨で道路の復旧に時間がかかるから云々っていうのもツッコみたいところだけど…取り敢えず置いとこう。1期でも大雨だけで電線ぶった切れて停電したりしてたしね。そうじゃなくてね。なーんかこれ見たことあるよね。とても思い出したくないものが…ウッ頭が…

 

記憶の底から蘇りますね。

 

ラブライブ!2nd season最悪のトラウマ回、#9「心のメロディ」が………

 

 

 

 かくしてOPに入る前からいきなりテンション猛吹雪のひだまりP。

前回から「本家2期を意識した演出が多い」ということを指摘し、次回μ'sが出て来るのではとか言ったトンデモ予想までしていたひだまりPですが完全に虚を突かれた形ですね。

   考えて見れば本家2期エピソードを意識する展開なんて地雷の宝庫じゃないですか、この分だとハッピーハロウィーンのアレとかもやりかねない勢いですよね。

 

 

  書類の確認ミスで他の部活とトラブル起こすのとか、アニメのダイヤさんなら素でやりかねないから怖いですね。絶対やめろよ!絶対だぞ!

 

 ともかく一旦、話を本編に戻すと。

 ここの演出まだるっこしいというか焦れったいというか、見ててアレだったんですけど「ラブライブの予選はいつだった?」「学校説明会の次の日曜だけど…あぁっ!!」で良かったじゃん。このクイズ形式いる?「2つが開かれるのは…いつでしょう!」じゃあねえんだよ。

 ここはギャグやりたいのか、シリアスにしたいのかここはハッキリさせる場面だったように思います。アバンで一旦落として、OPが開けてから「さて、どうする?」で良いじゃん。

 

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このエロいポーズさせたかっただけでしょ。

 

 

 ラブライブ予選と学校説明会、両方のステージに間に合わせる方法を模索する面々。小原家のヘリを使うという極めて現実的な案が出るわけですが、「自力で生徒を集めるとパパに言ったのに力を借りるわけにはいきまセーン!」と鞠莉さん。それでこの難題が解決するんだからもうちょっと喰い下がってもよかろうに。アレだよ、真姫ちゃんみたいに普段からパパのほっぺにチューして媚びておかないからだよ。Oops!じゃぁないんだよ。

 いやまぁ勿論、演出面で考えたらラブライブ予選の後優雅にヘリで学校に降り立つとか「らしくない」ですしダメですけどね。ちかっち達の目線で言えばそこもうちょっと頑張れないの?って所ではありましたね。

 

と・に・か・く! ALL OR NOTHING!! だとお考え下さい!

 

 この場合のオール・オア・ナッシングって何だ?両方出ない(Nothing)という選択肢はないでしょう。

 

 

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 アレじゃない?2期の曜ちゃんなんか空気っていうか…パッションが感じられないっていうか…やっぱし千歌っちが梨子ちゃんと絡みすぎなんですよね最近特にね。何がちかりこだよ、じゃがりこでも食ってろっつーの。その辺の問題は1期11話愛憎ヨーソロー回で解決したはずですが、最近の曜ちゃんの達観した姿勢を見ているにつれ千歌ちゃんと梨子ちゃんが一線越えてるシーンを見ちゃったのかなとか、そういうことを勘ぐってしまいますね。千歌ちゃんと梨子ちゃんがナメクジみたいにまぐわってるシーンを見てファッションレズの曜ちゃんがドン引きしちゃったという可能性は考えられるところです。だってこれはラブライブ!だもんね、そういうのでいいんですよ。どんな未来かは、誰もまだ知らない。みんなとなら無理したくなる、性交したいな、まだまだ未熟DREAMER。

 

 ダイヤさん、電車の話してた時はゴチャゴチャだとか言ってたのにいきなり「ラブライブ予選の順番が初っ端ならギリギリでバスに間に合いますわ。」とか冷静に解説し出すのザ・田舎って感じで好きですね。

 

 そして予備予選の歌う順番を決める抽選会。いやいやたかが予備予選でこんな事やるのとか、μ'sの時とルール違くないとか、まぁそれはいいですよ。もういいですよ。一番ツッコみたいのはなんでお前いるの!?!?

 

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お友達のカードもスキャンできるよー!!(クソ大声)

 

 なんでこのハイテンションなレポーターいるの!?お前の職場東京でしょ!?クレジットの名前も「アキバレポーター」じゃねえか。アキバにいろよ!これだけのために全国行脚してるの!!??

 何なの?めが姉なの!?伊藤かな恵ギャラ発生なの?確かに今回伊藤かな恵さんのギャラは発生してるけど…

 そう考えて見比べてみると確かにちょっと似てますね、めが姉とこのリポーター。なんか赤いめがねしてるし。

 

 

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「この前とか突然何もないところで躓いて海落ちちゃうしーー❤」

 

 はいルビィ~。一番小さいアクマ~。可愛がってね~。プリティボンバヘッ!!!

 ここのルビィの小悪魔顔最高じゃないですか?確実に次期センターになる顔でしょこれ。今週のWaku-Waku決まったでしょ。ちかっちに触れられただけで奇声を発したりアメちゃんにホイホイつられるルビィはもういない。アイドル黒澤ルビィの真髄を見た気がしますね。

 

 まぁこれ、お察しの通り自分のことなんですけどね。

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元気印の仲間はここだよ。

 

 「マル達がいつもハッピーなのは善子ちゃんのおかげずら」ってセリフも地味に畜生発言ですよね。元気印の魔除けはここだよ。

  

 

 ひだまりPの心の声は置いといて。善子がジャンケンで負けるのは運が悪いからじゃないんですけどね。

 

 ともかくですね。ここでくじ引きに立候補した善子まじで偉い。2話といい、1年生組(特に善子)の株が今のところストップ高状態ですね。

 

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 場を飲み込んでるじゃん。それもたった12人の教室でじゃない、色んな輝きを持ったスクールアイドルが集まるこの場所で彼女が司会者すら飲み込んで場を支配している。これですよこれが、スクールアイドルのやることですよ。善子の一番の強みですよ。どんな時でも絶対こりない、悪びれない。1番を引けなかったこととかどうでもいいです。寧ろ誰が引いてもこの結果でなんか後味の悪い感じになるくらいだったら、いっそ善子ならこう「善子に引かせた我々も悪い」ってなるじゃないですか。そういう部分、善子っていい意味での「道化」なんですよね。2話でも同じことを言及しましたけど。大ハズレの「24番」を引いた瞬間の「24…不死…フェニックス!」のふてぶてしさですよ。不幸を嘆くのではなく不幸を自分の一部とする。堕天使の面目躍如です。でも最後はちゃんと謝ってるのが良い子。善い子の「善子」の面目躍如です。2,3話の「よしこポイント」凄いですね。

 あとここ、地味にとんでもないフラグが立ったよね。あのレジェンド矢澤と同じ展開のフラグが。そう、ラブライブ決勝の大トリを引き当てるフラグが。

 

 

 ともかく予選1番で歌えればギリギリ間に合うかもというプランは水泡に帰し、いよいよどちらかを優先させるという選択肢が頭をよぎる面々。

 

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店内でスポットライトを使うな。

 

 ここのやりとり、果南は話が前に進まないから「どっちかだよ。」と多数決を取って場を仕切ってくれたという面ももちろんあるんですけど、千歌っちの「どっちも大切だよ。」というセリフと比較するとここでもやはり、3年生と2年生の考え方の違いが浮き彫りになっているように思えます。序盤の鞠莉のオール・オア・ナッシング発言も同じですが、良くも悪くも3年生はリアリストなんですよね。

 果南とダイヤは、2年前にも同じように大きな2択を迫られているんですよ。つまり友人である鞠莉の将来と、スクールアイドルの2択。あの時も「どっちかしかない」と考えて、鞠莉の将来を優先しスクールアイドルを諦めたわけです。

 今度はそれと同様に、スクールアイドルとしてラブライブで輝く道を選ぶか、学校のために説明会でのライブを選ぶかという岐路に全員が立たされている。そして、どうあれ皆がリーダーとして認める千歌がどう答えを出すかが問われている。

 

 千歌ちゃん、梨子ちゃんと2人っきりで色々相談してること多くない?ヨーソローは?ヨーソローさんは居ないの?ヨーソローは家で千歌ちゃんの写真眺めてるの?っていうかちかっち屋根に登るの趣味なの?

 千歌ちゃんと梨子ちゃんの会話、なんか1期よりもネットリしていてレズカップル感が溢れ出ていると思うのは色眼鏡で見すぎなんですかね。 

 

 2人で手を伸ばし合って、梨子ちゃんが「届かないね」と諦めかけるけど千歌ちゃんは諦めずに身を乗り出したことで指と指が触れ合ったのが梨子ちゃんの加入のきっかけ。それに対して、ここでは届くはずのない距離から手を伸ばして、届かないねと笑い合う。この後の、「私たちは奇跡は起こせない。」と言い切る梨子ちゃんの様子にも繋がるものを感じますね。

 

 そんな中で梨子ちゃんが出した折衷案は「2組に分かれて学校説明会とラブライブを両方こなす」というもの。まぁ2話で2組に分かれて曲を作ったんですから、妥当なように思えますね。しかしながらメンバーは乗り気でない様子。「それでAqoursと言えるの?」と言ったのは善子ですが、これは善子が言ったというより「善子ですらそう思う」という事なんでしょう。メンバーの中でも自分のキャラを大事にしていて、スタンドプレーに長けた善子ですら「(メンバーを半分に分けて)Aqoursと言えるの?」という感想を抱いたということです。他の8人がどう思っているかは聞くまでもないということですね。

 っていうか、前のラブライブ予選でそれやったじゃん。そうじゃん。梨子ちゃん抜きでやってたじゃん。ダブルブッキングと聞いてあの忌まわしき2期9話を連想したけど、そこまで遡らなくとも同じことあったじゃん。まあ1人仕方なく欠けるというのと、2組に分けるのとでは違いますけどね。

 

 そして迎えたラブライブ予備予選。

 

 

 ラブライブ優勝!!!!!

 

 ダイヤさんのかわいさでラブライブ優勝です。ありがとう!みんなの想いが導いた場所なんだ。μ'sic forever!!!

 

 優勝は勿論ですが、ダイヤさんのかわいさに負けずにまたまたルビィちゃんの株が上がっていきますね。ルビィちゃん、ダイヤさんのスクールアイドル弾圧を受けている時もずっと、変わらずに思ってたってことですよ。ダイヤさんに似合う衣装を。ダイヤさんと一緒のステージ衣装で、スクールアイドルとして舞台に立つことを。なにそれ?慈愛ですか?

 これ、1期のダイヤさんについて正直もう一度考えてみる必要がありそうな気はしますね。2話の感想でも書いたけど、ダイヤさんの信頼を取り戻す方法が見つからねえ。

 ダイヤさんも「自慢の妹ですわ。」とはそう言うしかないところですが、ルビィちゃんにしてみれば「不肖の姉です」くらい返してもよかったかもしれないですね。ここ。

 

 ダイヤさんが現れた時は「いやいや(2組に分けて)生徒会長がこっち側かよ!」って思ったんですが、最終的にはやはり全員でライブ。いやいや、なんか1期3話のダイヤさんのセリフをパロって鞠莉達残りの4人が颯爽と現れるけど…

 

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おいおいおい貫禄!貫禄!!

 

 果南と鞠莉、DQNの成人式みたいで笑ってしまった。てゆーか鞠莉さんとか賭場開帳できるでしょこれ。果南だけ冷静に見ると普通ですもんね。鞠莉さんが物凄いから、果南もセットで成人式のDQNみたいに見えてしまうんですよね。

 

 っていうか、いやいや。ちかっちもダイヤさんも呆気にとられてたけど、まさかこれサプライズで来たの!?そんな訳ないですよね。「2組に分かれて、ラブライブも学校説明会も両方成功させよう!」つってそれがベストでは無いにしろ一旦決めたものを何の相談もなくこっち来られたら「お前ら学校は!?!?」ってなりますよね。だからこれ、当然やっぱり9人で歌おうって事前打ち合わせがあったものと思うんですけど…こういうのはどんでん返しと言うか、単に観てる側を騙してるだけじゃない?

 

 そして新曲「MY舞☆TONIGHT」。琴の音色が美しいイントロながら同時に激しさを持っており、タイトル同様曲中ではいきなり英語歌詞に切り替わるというような変幻自在、前回の第2話で、1・3年生の6人がこの曲を作ったということに疑いはありません。そして何より待望の黒澤姉妹ダブルセンター曲!!これはひだまりPにとっては非常に嬉しい。

 この曲、1期最強の名曲「想いよひとつになれ」を意識している部分があると思うんですよ。振り付けも序盤で腕上げるとことか、若干。

 想いよひとつになれはあの時一旦、自分の夢のためにAqoursと離れて行動することになった梨子ちゃんに対して、離れていても気持ちはひとつだよというメッセージを込めた曲で、千歌・曜の2人センターで歌われました。

 このMY舞☆TONIGHTも、1,3年生の6人が個性はバラバラでも一つになって同じ夢のために頑張れるという曲ですよね。そして黒澤姉妹の2人センターで、あとまあ結果的に9人で歌ったけど実際はフルメンバーから敢えて別れて歌う予定でしたし。そして何よりヨハネがかっこいい

 

 以下、1期11話の感想記事から引用しますけど

ここにヨハネがかっこいいPVは神になるの法則が適用されているわけですよ。これは恋になりたいAQUARIUMの感想記事でちょっと書いたんですけど、ヨハネは普段の1年生組の中では愉快なおジャマ・トリオで良いんですけど、PVになるとその秘めたる力を開放するんですよ。地獄の沙汰もヨハネ次第ですからね。そらリトルデーモンにくらいなってやるって話ですよね。

ラブライブ!サンシャイン!!#11「友情ヨーソロー」感想-でも歌は曜ソロー… - ひだまりPはこう語った

 

これなんですよね。

 

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 YOSHIKO。この曲の第三のセンターと言っても過言ではない。今回ほんと善子すごいなぁ。前回総選挙でも中間では果南を抜いて1位でしたので、次こそはAqoursのセンター獲るかもしれないですね。

 

 

 そしてライブが終わり。

 

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 …なんでそんな顔するの?

 

 5人でライブやってこれならまぁ分からんでもない。でも結局9人フルメンバーでちゃんとやり切ったんだから、ここは最後まで笑顔でいなきゃ。冒頭で不完全燃焼って書いたの割りとここに起因しているんですけど、そもそもちかっち、予備予選は一度は通過した道じゃん。いや不安になるのは分かる、分かるけど。TOKYOのトラウマもまだ完全に癒えてないのかもだけど。君は「アイドル」じゃないの?ここやっぱり、ちょっと気になりますね。「楽しむこと」が「輝くこと」なら、今輝いてるなら、こんな顔はしないと思いましたね。あとこの「かんざし」、だんだんカニスプーンに見えてきたんですけどそれはどうでもいいですね。

 

 ともかくですよ。ちかっちは秘密のみかん畑ルートへと走ります。え?っていうかそれ1・3年生に言ってなかったの!?!?!?何で!?じゃあこれ、鞠莉さんも果南ちゃんも学校説明会は完全に捨てのつもりだったの?いやまぁダイヤさんも「学校に生徒を集めるならラブライブに出た方が合理的」と指摘していたように、別にラブライブに出ることで学校を諦めたとはならないにせよ。ちょっとそれ問題じゃない?

 さっきのシーンで、「ちかっちが5人で歌うつもりだった所にサプライズで鞠莉さん達が来たのか最初から9人の予定なのか分からない」って書いたけど、学校説明会の方も間に合わせるつもりだったんなら最初から9人で問題ないよね。

 いやぁたぶんこれ、少なくともちかっちが「やっぱり9人でラブライブに出よう!」って言ったわけではないと思うんですよ。それなら流石に理由としてみかんトロッコ作戦の説明してるはずなので。だからこれは、「学校説明会よりも、Aqoursが9人ひとつになってライブをすることを優先しよう」というそこそこ重い決断を果南・鞠莉・善子・花丸がしてくれたということにはほぼ間違いない思うんです、そのタイミングまでは不明ですけどね。そうさせておいてコレって、なんか…アレじゃない?果南も1期9話ばりに「言ってよ!」ってキレるかもしれないですね。今度こそハグじゃなくビンタが飛んでくるぞ、ちかっち。

 

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はいクソ~

 

 果南、これHAPPY PARTY TRAINのオマージュで先頭になってるんだと思ったら馬鹿力担当かよ。

 この壊したみかんトロッコ、小原家が弁償しましたとかだったら綺麗にオチがつきますね。

 

 花丸の体力なし設定も申し訳程度に回収していきますが、1期5話のラストでヨハネ追いかけ回してた時点で他メンバーに劣らないスタミナがあることは証明されているのであんまり説得力がなかったですね。

 

 そんなことはどうでも良く、ここさらっとめちゃくちゃ大事な事言ってるんですよ。そう、「冗談はよしこさん」です。これ!遂に言った!!!そりゃ「よしこ」だもんね。鉄板ネタ、いや鉄板を通り越してダイヤモンド、ダイヤさんネタです。しかしあまりにもダイヤモンド過ぎるが故にあまり多用すると陳腐化してしまう諸刃の剣。ここで言ったかぁ…そしてやっぱり、マルが言ったかぁ…これほんといつ言うかなぁ…って思ってたんですよ。「冗談はよしこさん」。禁じられた呪文ですよラブライブ界の。花丸はふだん善子を「善子ちゃん」って呼ぶのに、ここでは「冗談はよしこさん」になっているというのは、「これは昔からある鉄板ジョークで、たまたま本当によしこさんって名前の子がここにいるだけずらよ」という意味合いが込められているのかもしれないですね。だからこそ善子も、普段通り形式だけの「ヨハネ!」という訂正に留めたのかもしれません。

 

 奇跡なんて起きないのかなと、諦めかけるメンバーに対してちかっちが出した結論は、奇跡は望んで起こせるものではないけど、それでも何かを変えようとして一生懸命にやってれば奇跡は起きるかもしれない、という平凡なもの。いやでも、ここはこれでOKです。ちゃんとラブライブ!らしく、紆余曲折の中から最後に主人公が結論を出して終われましたね。

 

「私、思うんだ。奇跡を最初から起こそうなんて人、いないと思う。ただ一生懸命、夢中になって、何かをしようとしている。何とかしたい、何かを変えたい!…それだけのことかもしれない!だから!起こせるよ奇跡、私たちにも!」

 

 改めて聞いてみると、ちょっと回りくどい言い方してるんですよね。「起こそうなんて人いない」って。この「人」という一般化から少し思ったのは、ちかっちがかのμ'sを意識してこれを言ったかもしれないという可能性です。

 1話のときに散々指摘しましたけど、第1期のAqoursは「μ'sが廃校を阻止したという成功例を知っている上で」廃校問題に向き合っていた、だからスクールアイドルの力で廃校を阻止できると最初から思っていたわけです。それに対してμ'sは勿論そのような前例はなく、廃校問題が生徒の力でどうにかできるものではないということは、最初から知っていたけど、それでも学校のために何かしたい!という思いからスクールアイドルμ'sが立ち上がったわけです。1話のときに書きそびれましたけど、極論言うならAqoursの今立たされている立場が、言ってみればμ'sのスタートであったんですよね。

 まあこれはひだまりPの妄想で、実際には2期に入ってからまだμ'sのミの字も出てないですけどね。みかんのミは出たか。

 

 

 

 そしてこれ。

 

 そっかぁ~…

 

 ここで来たかぁ…なるほどなぁ…

 

 「君のこころは輝いてるかい?

 

 いや何もない。これしかないですね。この手作り感溢れるステージ。ここからがAqoursのはじまりだということを、強く想起させてくれます。これは良かったですねぇ。特に言うことないです。

 


 君のこころは輝いてるかい?のCD買った時の記事が参考になるかと思って読み返してみたんですけど、太ももがエロいという事しか書いてなかったので特にこの話と関連するところはないですね。

 

 

 強いていうなら、1期13話も「君のこころは…輝いてるかい?」って言って締めたじゃないですか。ゼロをイチにしようと頑張ること、今を楽しむこと、それが私たちにとっての輝きなんだ、って最後は1stシングルのこのセリフで締めたわけですけど、今この曲をやることによって、1期13話に還ってきただけじゃない?という違和感はありました。結局これ、また頑張ろう!って事ですよね。あれから結局ラブライブの予選は敗退で、廃校もほぼ決定、でもやっぱり頑張ろう!でここで1期13話とフラットになったということは、1話、2話はゼロを1にするどころかマイナスをゼロにするための話だったの?という点は引っかかりましたね。まぁ、そんなに気にすることでもないか。ここでこの挿入歌を使った事自体は"YES"と思ってますよ。

 

 

 千歌「どっちかなんて…選べないし。」

 

 これ、後ろに果南いるし完全に果南に向けて言ってるよね。旧Aqoursのリーダーに向けて。そして上の、果南が2年前、アイドルと友人の将来の二者択一で完全に片方だけを選んだことを鑑みると、ちかっちはそれに対するアンサーを今回示したことになります。勿論、ちかっちに果南を批判するような気持ちはありませんし、そもそも果南が間違っていたとは誰にも言えませんが、結果としては対比するような形になってはいますね。今回、ラブライブ予選会場から学校説明会に本気で間に合わせるつもりで計画していたのは千歌達2年生で、なんならみかんトロッコの提供も晴れて神モブと化した千歌達の同級生じゃないですか。実はくじ引きの時も鞠莉やダイヤが、2年生が初期メンバーであることを少しだけ強調してるんですが、今回は特にその2年生が引っ張っていくAqoursとしての側面が強調された回でしたね

 

 長くなってきたので、まとめに入りますね。

 

 今回記事中でもツッコミを入れまくったようにシナリオとしては疑問符の多い展開でした。ちょっと色々チンポ、ではなく陳腐化されてしまっていたように感じますね。

 その反面、主人公である千歌が色んな悩みや困難に直面して、皆の想いを受け止めながら最後は自分なりの結論を出すという展開はしっかりとラブライブ!の王道を往くものでこれに関してはバッチリでした。そして善子やルビィを中心に、キャラの個性を強く引き出す掛け合いや演出に関しては大変良いものだったように思います。またライブシーンも文句なしですね。

 結論としてはストーリーは突っ込み所満載であるものの、キャラ描写やライブパートはピカイチに輝いているという、良くも悪くもラブライブ!らしい回だったと思いました。まる。

 

 

トゥデーイ チカキンズ ポイント。

ドゥルルルルルルルル………

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78点(セブンティエイト)~!

 

\イエー!/

 

〽ラッブライブ~ ラッブライブ~ 主役はキミなのさ~♪

 

 

そして次回!!!

 

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「ダイヤさんと呼ばないで」

 

 これはあまりにも…示唆に富んでいますね。なぜならそれはずっと、ひだまりPがずっと、あの2話のぼららら事件からずっと。思っていたことだからです。

 

これを、ダイヤさんと呼んでいいのか?」と。

 

 「アイドルに興味ない」と言っていたにも拘らずアニメではμ'sが生命の源だのとにわかオタク丸出しの発言、そのくせルビィに対する2年におよぶスクールアイドル弾圧「ブッブーですわ」等とキャラにそぐわない口癖2期では今のところ皆勤ですわね)、「僕らのLIVE 君とのLIFE」をぼらららとか略す他の生徒会メンバーが仕事を手伝ってくれずに書類を溜め込む人望の無さ変顔ルビィに対する猫可愛がり「ブッブーですわ」等とキャラにそぐわない口癖「ピギャァ!」等とキャラにそぐわない口癖果南の巨乳を活かして客を呼び込めというようなセクハラ行為ファンに顔を覚えられてないカリスマの無さ…ダイヤちゃんが涙目なのでこれ以上は言いませんが、アニメでのダイヤさんのキャラは(他の皆も多少変更が加えられていることを考えても)G'sマガジン紙上のそれとあまりにも乖離していると言わざるを得ません。ダイヤさん推しと決めて観ていたひだまりPでさえキツかったのですから、そうでない方々からの評価は想像を絶することでしょう。

 

 いやまあ、「ダイヤさんと呼ばないで」ってそういう意味じゃないけどね。どっちかと言うとサブタイトル「先輩禁止!」に近いニュアンスを感じ取った。まあひだまりPはダイヤさん推しで、次回はダイヤさん回ということなのですから、どんな内容であろうとも正座して待つ他はありません。来週が待ち遠しいですね。

 

それでは!

 

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次回のラブライブ!サンシャイン!!→

 

 

★コメント返信のコーナー

 

CH3COOH さん

 ちかっち達のみかん畑トロッコについて。

 予選会場への移動中に(トロッコ作戦を)思いついたという視点は新しいですね。確かにそれならば事前に果南達学校説明会組との打ち合わせができていなかったことには説明がつきます。

 それを聞いてもう一度本編を見てみたんですが、千歌達がみかん畑でロケハンしているシーンが夕方(つまり当日ではない)だったり、部室で地図とにらめっこしてコースを検討しているシーンがあったりしてやはり可能性はゼロではないですが、移動途中に思いついたというのは若干無理があるような気がします。

 まぁぶっちゃけ本編からして支離滅裂で答えが出ないので、それは違うと否定した所でなんにもならない話ではあるんですが…

 逆に、果南達が学校説明会を捨てるつもりで独断で千歌達に合流したというのは、本編の描写からも間違いないと思います。なのでコメントの(2)で指摘しているグループとしての一体感のなさというのは正にその通りというところで、疑問なのは千歌達予選組はみかんトロッコ作戦によって両方間に合わせることができるつもりだったにも関わらず、なんでその旨を果南達に相談しなかったか、ということですね。

 まぁ確かに、みかんトロッコ作戦を使ってもギリギリで間に合うか分からないところを考慮すれば保険として果南達は学校に置いてきたというのが現実的に理解できるラインでしょう。CH3COOHさん指摘の本番直後の不安気な表情というのがこの次のライブへ間に合うかどうかの不安という視点はひだまりPも盲点でした。まぁそれ、本文で書いた通り今のライブをまずしっかりやりきれよとツッコミたくなる所ではありますけどね。

 メタ的に言うと、ライブを終えた9人が全員打ち合わせ済ではい!みかんトロッコ入りま―す!ってやってしまうと視聴者を置いてけぼりにしてしまうので、「え、学校説明会間に合わせるつもりなの!?」って驚く「役」が必要だった、というのが真相な気はしますが。

 ともかく、コメントありがとうございます!