ひだまりPはこう語った

ちゅんちゅん、ハローラブライブ!「人生をラブライブ!にする」をモットーにあれこれ語ります。

ラブライブ!サンシャイン!!5話「ヨハネ堕天(笑)」感想

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 すごい「母性」を感じる。今までにない何か温かい母性を。

 

 そうか。

 

 花丸ちゃんは「ママ」だったんだね………!

 

 

 ラブライブ!サンシャイン!!第5話の感想です。

 

 

 

 

 みんなが待ってたヨハネ回。第1話ではセンセーショナルなインパクトを視聴者に植え付け、これからが大いに期待されるも第2話で突然教室を逃げ出してそのまま不登校に。以後は部屋に引き籠って怪しい通販にでもハマった挙句呪いの人形に取り憑かれているのではないかと危惧されましたが、何て言うかむしろ彼女自身が第一ドールみたいな格好してニコ生で配信やってましたね。学校行け

 

  「何よ堕天使って―!」「ヨハネって何ー!?」「リトルデーモン?サタン?いるわけないでしょ!?そんなもーん!!!

 

 

 

 

 これには驚きました。てっきり善子ちゃんはにこちゃんと同様、自分のヨハネキャラに絶対の自信を持っている的な子だと思っていました。まさかこんな学生オタクに特有の悩みを抱えた子だとは思わないじゃないですか。でもこれでようやく、第2話のあのシーンの謎は解けました。

 ついでに言うなら「リア充」とか言わせるのは正直やめて欲しかったんですが、まぁダイヤさんに「ぼららら」を言わせるサンシャインアニメにそれを期待するのは無謀と言った所でしょうか。

 

 

 一方その頃、スクールアイドルランキングに頭を抱えるAqoursの5名。ここ花丸ちゃんがパソコン音痴って設定が地味ながらナイスショットですね。アニメでは完全に花丸ちゃんの母性を強調していくといった方針が見えているので、ここで某麻雀部の片目キャプテンのごとく機械音痴をアピールしていくのは今後のキャラ付けとしても大いに有用と思います。ジェットタオルの下に潜ってるのはさすがに引いたけどね。ルビィですら引くレベル。

 

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 後輩に優しい曜先輩。曜ちゃんは本当に千歌ちゃん以外の弱点が無いんだよなぁ。EDでもヨハネぼっち救済係になっているし。その優しさ故に梨子ちゃんに千歌ちゃんを取られてるのか、それとも千歌ちゃんが浮気しても最後には自分を頼ってくると知っている本命彼女の余裕なのか...?

 

 

 ヨハネとのやりとりは完全に花丸ママって感じですね。いやママって言うか…「保母さん」か…?確かに花丸ちゃんは幼い相手に目線を合わせて喋るのが得意なように見えますね。ルビィに対しても何て言うか子供の話を親身になって聞いてあげる先生みたいでしたけど、善子に対してもこの通り。

 またヨハネの行動パティーンを把握しているのも偉いですね。子供がいなくなったらすぐに見つけてあげないといけません…そうですね、これはもう…

 

はなまる幼稚園」…w

 

ちかっちです。

 

 

 ヨハネの脱オタチャレンジ。花丸ちゃんが「マルがお願い聞いたずら!」とかドヤ顔してるの可愛いですね。アニメの花丸ちゃんはここまで1年生組の可愛さを総ナメしていてずるいと思います。マジで。「スクフェス」がこのタイミングで花丸URをリリースしてきたのも当然と言えるかもしれません。

 それは兎も角、ここでは善子ちゃんがヨハネキャラを隠しつつクラスに馴染もうと努力しているのですが…「私は津島善子!」と強調させたのは、演出として両刃の剣だったのではないでしょうか。

 よっちゃんはね、善子って言うんだ本当はね。だけど堕天してるから自分のこと†ヨハネ†って呼ぶんだよ…堕天使ね………よっちゃん…

 「私が「善い子」の「善子」なんて…そんな名前なわけないじゃない!私はヨハネ!!!」っていうのは間違いなく善子のひとつのアイデンティティだったわけじゃないですか。まぁ、周りは全く気にせず善子ちゃんって呼ぶのも含めてね。事実、第1話ではそういうやりとりをしていました。

 そして現段階でこのアニメを見ている人、全員が全員これまでのCDドラマや他メディアでの善子ちゃんを必ずしも観てからアニメに来たのかと言えばそんなはずはなく、またそれらを観ていても、善子のキャラ付けっていうのはけっこうミステリアスな部分があったんですよね。

 その中でこの段階から「私は善子!」と強調させるのは、今まで築いてきた善子のキャラクター性を水で薄めてしまう結果になりはしないか…と危惧してしまいます。

 とは言え、この演出が良くなかったのかと言えばそうは言えないんですね。この辺は後述しますけど、「良い」「悪い」じゃなく、津島善子というキャラクターの根底にある(と思っていた)部分をいとも簡単に素手で掴んできたことに若干の違和感を覚えたシーンではありましたね。

 

 

 まぁそれは置いといて、「私気が緩むとどうしても堕天使が顔を出すの…」ってこの台詞自体が堕天使だと思うんですけど、(ここでいう「堕天使」は「邪気眼」の意味合いで言ってます)花丸の「監視」があったにも関わらずやっぱり堕天使が顔を出してしまった善子ちゃん。まぁここはマルの言う「監視」って言うのが大晦日のガキ使で笑った奴がいたら尻をひっぱたきに行くようなニュアンスでの「監視」だったかもしれないので、花丸ちゃんを責められないところです。困惑するクラスメイトと、やっちまった感を出す善子。ここでそっと善子のロウソクを吹き消してあげ、「落ち」を付けてあげるのが花丸ちゃんなりの優しさなんでしょうね。

 

 てゆーか善子お前中学時代ずっとそんなキャラで通ってたのに高校デビューでちょっとミスっただけで不登校になるなや。

 堕天使なんて居ない。現実のきびしさに向き合っているようでも、自分のアイデンティティとしての堕天使は捨てきれない善子。でも何でいきなりこんな葛藤が芽生えたんでしょうかね。失恋ですかね。思春期の女の子の心は複雑なんでしょうね。

 マルとルビィに泣きつく善子がかわいい。面識なかったはずのルビィとも自然に友達になってるところとか良いですね。

 

 「かわいい!スクールアイドルやりませんか!?」チカお前そればっかやんけ!!!でもこの発想はある意味で理に適っている気がする。千歌ちゃんにしてはナイスと言わざるを得ないぜ。リアルでは堕天使キャラを通したら周りから孤立してしまう善子。だからこそ、スクールアイドルとして自分の個性を思いっきり振りまけば良い。これは千歌ちゃんの発言の中でも比較的、自然な考えであると思います。

 

 

 …でもまさか、全員が堕天使になるなんてさ。

 ここ、図らずも穂乃果がにこちゃんをスクールアイドルに引き込んだ時と手口が同じなんですよね。でも千歌ちゃん何も考えてねぇ。この堕天使衣装買ってきたんでしょうか。それとも曜ちゃんが一晩で作ったんでしょうか?流石曜ちゃん、千歌ちゃんのためならエンヤコラヨーソローですね。

 

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 ここの顔芸は良いですね。しいたけは何で梨子ちゃん相手だとあんなに興奮するんでしょうか、やっぱりメスの匂いがするんでしょうね。梨子ちゃんを自慢のマツタケで…やめときますか?

 ここの梨子ちゃんは劇場版穂乃果が腰抜かす大跳躍に加え着地直前に綺麗に一回転してるのが曜ちゃんの不可侵のアイデンティティにまで正拳突きをかましてて凄い。(まぁ捕まったら子作り確定ですからね。)

 

 

 逆に曜ちゃんはこんな泥棒猫に絶対安全圏をあっさり踏み越えられて魂の抜けたような顔していますね。でも曜ちゃん可愛いですね、可愛いからいいじゃないですか。ダイスキだったら?ダイジョウブです。

 そういえばここで出てきた梨子ちゃんのママの中の人が水樹奈々さんって聞いた時は腰抜かしましたね。μ'sの紅白出場の先輩ですものね。アレですねアイドルアニメでは非常によくある「ママは元トップアイドル」をラブライブでも間接的にやってきた感じなのかもしれないですね。

 

 

 「いちばん小さい悪魔…かわいがってね❤

 はい、ダイヤさんブチ切れ~。

  

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 ここの鞠莉さんの全くなんっっっにも考えてない「オォ~ゥ♪プリティボンバヘッ☆」がかわいすぎて笑った。鞠莉さんは可愛いですね。

 

 妹をハレンチな格好にさせられて怒り心頭のダイヤさん。でもルビィに先んじて「…ごめんなさい、お姉ちゃん。」って言われてしまうと強く出られないのは、やっぱりアイドルのことではルビィに負い目を感じている故でしょうか。ダイヤさん、ただでさえ理事長のせいで自分の権力の届かない所へ行ってしまった千歌ちゃん達に更にこんな最強の剣と盾がしかも自ら最前線に出てくるとあっては最早勝ち目はゼロです。しかしここでダイヤさんが言ってる事には一理ありますね。

 

とにかく、キャラが立ってないとか、個性がないと人気が出ないとか、そういう理由でこんな事をするのはいただけませんわ。

 

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 なるほど。(なるほど。)

 ダイヤさんの言い分が圧倒的に正しいだけに笑いを誘うシーンになっていますね。っていうか、ダイヤさん折角見せ場を貰えたのにこんな南理事長ポジションって不憫すぎる…

 

 「でも、ランクは上がったし…」「そんなの一瞬に決まってるでしょう。」滑ってきたパソコンを慌ててキャッチする曜ちゃん。何だろう…そう言えば2話でダイヤさんがぼららら云々とか言ってドヤってた時も曜ちゃん(千歌ちゃんも)ドン引きするだけで話の内容聞いてなかったし、割と曜ちゃんはダイヤさんを相手にしてないとこあるよね。アレだろうかガチ体育会系だけに、こういう面倒くさい先輩を怒らせずに取り敢えず切り抜ける方法を会得しているのだろうか。

 どうでもいいけどこのスクールアイドルランキングみたいなやつ、穂乃果達の代から既にラブライブ予選の選考基準外だったと思うのだけどこんなカラオケの全国採点みたいにリアルタイムで逐一順位が更新される必要ある?本当にどうでもいいですね。

 この謎ランキングはともかく普通に最初より圧倒的に上がっているし別にヘイトで注目集めた訳でもないのだから一過性のものだとしてもマーケティング大成功では?という感触はありますけどね。兎にも角にもルビィちゃん可愛い花丸可愛いと言ってもらえた訳で、そもそもスクールアイドルAqoursの存在をまず知ってもらわない事にはどうにもならないですしね。

 もしくはこのランキング上位からすぐ落ちるか定着するかどうかがものすごくスクールアイドルとしての信頼に関わっていて、実は未だにμ'sとA-RISEがワン・ツーとかだったら面白いですね。

 

 

 堕天使キャラを否定され(堕天使キャラを否定されたわけではないが)、やっぱりアイドルとして通じないと諦めてしまった善子。

 ここの花丸が流石お寺の娘というかもの凄い含蓄のある事言いますよね。ずっと「普通」だった善子ちゃんが、本当の自分は天使だと信じるようになった。ここの回想シーンは幼い花丸が「ずら~♪」とか言うせいでその後の千歌ちゃんの表情が「お前だけは本当にぶれないな…」って引いてるようになってしまって笑いを誘うんですけど、いやここすごく大事なシーンだと思うんですよね。

 

 千歌ちゃんも、ずっと自分は「普通」だと思って生きてきたわけです。普通の自分を変えたくて、だからキラキラしたμ'sに憧れてスクールアイドルを目指した。Aqoursを結成して、自分の周りにはキラキラした女の子達が集まってきたけれど、やっぱり自分は普通で、みんなをまとめられる力があるのかと悩んでいた。そんな千歌ちゃんにとって、堕天使という自分の個性を強く持った善子ちゃんはキラキラと輝いて見えたはずです。

 でも、そんな善子ちゃんも自分と同じだったことに気付いた。普通の自分を変えられると信じて、堕天使を演じてみたけれど、周りからは孤立していくばかり。自分が「普通」であることを受け入れて、皆の輪の中に溶け込んでいかなくちゃいけない。

 今、まさにキラキラした夢に気付いたばかりの千歌ちゃんと、夢を諦めようとしている善子ちゃん。でも、二人の奥底にあるコンプレックスは同じだからこそ、千歌ちゃんは善子ちゃんと一緒にスクールアイドルをやりたいと思った。

 

 所で善子ちゃんは占いのシーンと今の堕天使グッズを片付ける時とで2回「これでよし。」って言ってるんですけど、何でしょうね?「これでよしこ!w」みたいなダジャレを心の中では言ってるのかもしれませんね。今これ言うとこか?

 てゆーかここ、追いかけっこさせたかっただけだろ。追いかけっこと言えばヨハネのルーツ矢澤にこちゃんの伝統芸。しかしここで本当に必要だったのかは微妙なところですね。アレかな花丸ちゃんも体力付いてるところを演出したかったのかな。

 

 それはともかく。

 

 自分の一番好きな事、一番輝いている姿を伝えられればそれでいい。これは、まさにそれを「スクールアイドル」そのものに見出した千歌ちゃんだからこそ辿りつけた結論かもしれません。

 

 「リトルデーモンになれって言うかも…!」「それは…でも!ヤだったらヤだって言う!

 ここ、この何の打算もない千歌ちゃんの台詞が大好きだ。善子の堕天使キャラを持ち上げるわけでも、貶すわけでもない。見下すわけでも、へりくだるわけでもない。ただ、堕天使ヨハネとしての善子の居場所になってくれる、そういう言葉だ。これもまた、スクールアイドルの黄金の精神だ。

 

 そしてまた手が触れた瞬間にエンディングに入る演出きたぜ。千歌ちゃん、何人手に掛ければ気が済むのだろう。 

 

 …メールの件はスルーで。おおかた鞠莉さんが留学にでも行くんでしょう。行きゃいいんじゃないですかね。 

 

 総括すると、まぁ前述した通り善子が自分を善子だと強調するシーンでは少々驚きましたが全体としては良い回でした。津島善子という1人の少女の葛藤と、それをスクールアイドルという新しい世界で花開かせるまでのプロローグとも言える回でしたね。

 そういえば、善子が自分をヨハネと言い張るのは自分の名前が「善い子」で「善子」と普通だから、という理由もあると思っていたんですが、そうすると善子ちゃんは保育園の頃から自分の名前にそんな認識を持ってたんでしょうか。身近に「はなまるちゃん」もいるのにね。

 

 ところで今回描かれていたのはクラスの皆に溶け込むために、堕天使キャラを捨てようとしている善子ちゃんでしたがこれは中々善子のルーツであると思っていた矢澤にこ先輩とは対照的な部分がありますよね。

 周りから孤立しながらも3年間スクールアイドル研究部の看板を1人で守り、そうして3年生になってようやく出会えた同じ志を持つ仲間に、ずっと温め続けてきた自分の大好きな自分、スクールアイドルにこにーとしての一面を見せる。それが「にっこにっこにー☆」。そう考えると実はあのシーンってすごく熱かったんですよね。千歌ちゃんの意見は正鵠を射ていて、学校が大好きだったり、アイドルが大好きだったり、かよちんが大好きだったり、そういうひたむきな「想い」を伝えたいと皆で駆け抜けてきた結果が、スクールアイドルの伝説を築いたμ'sだったのかもしれませんし、それこそがμ'sの強さだったのかもしれません。

 Aqoursの存在によって世界観が大きく拡がった結果、μ'sをまた新たな視点から再評価できるといった現象が発生していますね。特に4~5話では花陽とにこに対するまた新たな視点が増えたように思います。

 

 

 それではまた!

 

 

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