ひだまりPはこう語った

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ひだまりPはこう語った

可愛い女の子がキャッキャウフフしてるだけの脳死オタクアニメを観て感じたことを色々書きます。

2016春アニメ感想『ばくおん!!』1~4話-けいおんオマージュの罠

アニメ感想

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アニメ『ばくおん!!』公式サイト

 

 

 今期アニメ、すごいですね。正直な所私はもうオタク・コンテンツへの”感性”が死んでいて、何も考えず咀嚼せずに頭空っぽで喜びを享受できる流動食のようなアニメしか見られなくなっているのですがそれでも今期は見られるアニメが多くありました。

 今回は「ばくおん!!」についての記事を書きたいと思っています。

 

 

 

 

 「ばくおん!!」タイトルからも分かる通りけいおん!」のパクリという名のパロディ。「パロディという名のパクリ」ではなく「パクリという名のパロディ」です。つまりキャラ設定などの土壌はけいおんを丸パクリしながら、「バイク」という題材へのアプローチは全く異なっているのですね。

 今回アニメ化すると聞いて試しにコミックス2巻まで買って読んでみたんですけど、

 

 

  はい…「速攻」全巻購入でした…

 

 2巻で北海道ツーリングに行く話までが収録されているんですけど、この北海道ツーリングの話がすごくいい感じなので購入を迷っている方はとりあえず2巻まで買ってみるといいかと思います。

 内容としては単に「バイク」×「美少女萌え」ではなく、かなり毒と下ネタを含んだ内容。原作を持ってなくとも下記の画像を見たことある人は多いんじゃないでしょうか。

 

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(因みにこの有名な自転車disのセリフは単行本では修正されています。)

 

 そして下ネタ。けいおん!平沢唯がギターに「ギー太」と付けていたのをパロってバイクだから「バイ太」で、「売女」とかけてくるセンスが凄い。

 

 

  あと「ヒロインが水着に着替えて自分の裸体をスポンジ代わりにバイクに擦り付けて洗車する」描写、これは何言ってるか分からないと思いますが本当にその通りの事をしているので気になる方は原作買ってみて下さい。

 とにかく「マニアや信者のような人種への過剰なまでの風刺」「キャラの可愛さに似合わないお下劣なギャグ」この2つが織りなすジャンキーな面白さがばくおん!!最大の魅力だと思っています。「こち亀」がこれに割りと近いんじゃないかって思いますね。

 

 そういった具合で原作に一気にハマってしまった私はアニメ放映を楽しみに待っていたわけですね。アニメは「ニコニコチャンネル」だと有料ですが「Amazonプライム・ビデオ」だと無料で視聴が可能です。Amazonプライム・ビデオはクレしんの昔の映画観るだけのサービスだと思ってましたが、中々優秀なところを見せてきましたね。

 

 ここからはアニメ版「ばくおん!!」の感想。

 

■第1話「にゅうぶ!!」

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 佐倉羽音ちゃん。完全にけいおんの唯なんですけどそこまで唯感を感じないのは、回りにいるメンツが違いすぎるからでしょうか。そこ行くと、妹は完っ全に平沢憂だ。僕は車やバイクの知識が皆無でしたので今まで知らなかったんですが羽音(はね)という名前はホンダのエンブレムが羽のマークであることから来ているのだとか。

  

  第1話では羽音が天野恩紗との出会いを通してバイクに興味を持ってバイク部に入部し、入学した教習所で鈴乃木凛と出会う。この辺は原作に忠実にやってますね。恩紗はしたり顔して語りたがり、凛はスズキ狂信者。

 声優関係ではあんまり詳しくないのですが凛の東山奈央さんは「ド安定」って感じですね。「この声しかない!」っていう程ではないけど、「この声で間違ってはない」的な。

 

 恩紗と凛は同じバイク好きということで一瞬だけ打ち解けあうも、恩紗が盛大にスズキ車をディスったことにより2人の間に大きな溝が。そして何も知らない羽音は、胸にデカデカとスズキのエンブレムを掲げている凛に向かって「とにかくスズキ以外なら、全てのオートバイは自由で平等なんだって!凛ちゃんはどこの?」

 第1話時点ではそこまで特筆すべき点はなく、「映像化したことに価値がある」っていう感じでしたね。

 

 

■第2話「がっこう!!」

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 鈴乃木凛ちゃん。けいおんの澪とはだいぶ違って似ている点といえば乳がデカいという点だけですね。重度のスズキ信者でファンがドン引きするような言動をしばしば取るものの、この子については正直親父があまりにも酷くて作中ダントツ1位のとんでもないクズなので寧ろ「よくその娘がこの程度で済んだな」感がありますね。スタイル抜群の美人なのに作中その辺に一切触れられずひたすらヤバイ人扱いされてるの好き。名前の由来は「スズキ」はもちろんですけど、「キリン」っていう有名なバイク漫画があったみたいでそのパロディらしいですね。

 

 オープニングテーマである「FEEL×ALIVE」を歌っているのは佐咲紗花さん。この人はガルパンのあんこう音頭を歌ってる人ですね。名前自体は最近ひょんな事でエロゲソングを聴き漁っていたことがあって知っていました。佐咲紗花さんらしい爽やかカッコイイ歌がバイクという題材の疾走感とマッチしていて良OPと思います。今期はオープニングのライバル多すぎるけどね。CDも既に発売されていて、ちょうどこれ書いてる前日に届きました。

 

  2話では凛の幼少期のエピソードと共に何故彼女がここまでのスズキ信者になったのかが分かるようになっています。「キリンさんは泣かない…!」という言葉は覚えている限りこの回で言った以降一切言及されてないのですが、調べたところこちらの台詞も有名なバイク漫画「キリン」のパロディみたいですね。元ネタは「キリンは泣かない。」という台詞だったみたいです。原作ではここの凛ちゃんの鬼気迫る感じが印象的だったのですがアニメでは割りとあっさりめに描写されていましたね…親は死んだと思わせておいていや普通に生きてるんかーい!!って笑いを誘うギャグは羽音ちゃんでもやってたので天丼感がややありますね。

〽カタナカタナカタナ~♪ カタナに乗ってると~♪ アタマアタマアタマ~♪

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 2話Bパートでは三ノ輪聖が初登場。チキンレースのくだりは割りと原作に忠実で好きですね。川に飛び込んだ後の聖の透けブラの描写が良い。

 一方羽音は二輪免許の検定試験に挑むが今までアドバイスをくれていたバイクのバイ太は新車と交換されてしまい独力で試験に挑むことに。ふらふらと危なっかしい運転をしながら、難関の一本橋で落ちそうになるが聖達の応援により意図せずにヒントを得てそのまま合格。ここ良いですよねぇクールな恩紗と凛に対して友情に厚い聖ちゃんの描写とそこそこのお下品さ。直接応援されたから合格できた訳ではないというあたりもギャグ漫画らしくて好きです。

 

 

■第3話「でびゅー!!」

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 天野恩紗ちゃん。アダ名はモジャ。名前はヤマハのエンブレムが音叉のマークである事から来ているらしいですが当然今の今まで知りませんでした。けいおん律ポジのバカキャラと思いきやかなり違っていて割りとクールで皮肉屋タイプのバイクマニア。アニメだと萌えボイスな為に若干イメージが違う感じですね。冒頭でこの漫画がこち亀に似たとこあるって書いたのはだいたいこいつの絡みで若干だが両津勘吉を髣髴とさせるキャラなんですよね。やたらとマニア事情に精通している所とか、態度がでかい割に結構小物なところとか。

 

 3話は羽音が免許とったのでバイク買いに行く話ですね。凛が見つけたバイク屋はメーター戻しや水没車を格安で取り扱う劣悪店「ニコイチモータース」。がなんと恩紗の実家。学校帰りの恩紗に「これメーター戻しといてくれるか」とポンと投げて渡すほどの常習。

 酷いバイク屋だと凛にけなされた時の恩紗のセリフ、「分かってるさ…うちが最低のバイク屋だって事くらい!でも…メーター戻しの格安バイクを売って私達兄弟はここまで育てられたんだ!」これすっごい好きなんですよね。悪役である自分を悪役として飲み込んで生きている姿勢に矜持を感じるというか、ジョジョ」の三部で承太郎にやられたンドゥールが最期にDIOへ忠誠を誓い続ける自らの生き様を独白するシーンがあるんですけど、あれを思い出させます。自分の店を恥とは思うが、店を切り盛りして自分を育ててくれた親への感謝もある。これ女子高生になかなか言える事じゃないと思うんですよね。

 

 そして新車で買ったと思い込んでいた凛のバイクが実はここで購入した水没車という事が知れ、掌を返して羽音にこの店のバイクを勧めだす凛。出産祝い金で水没車を買ったのか…(戦慄)僕はバイクの知識は無いんですけど、水没車とは言っても乗り手がそれに気づかないくらい16年も経って普通に乗れてるのならむしろニコイチの整備が凄いってことにならないか?って思うんですけど…どうなんでしょうね。

 

 羽音の新車が無事に決まったところで後半パートはみんなでツーリング。「二万でどう?」のくだりは凛ちゃんへの深刻な風評被害を孕んでいるのでノータッチで行くとして、大型カタナへのコンプレックスを持ちつつ小型250ccは負け犬呼ばわりしていく所は完全に親父の精神性が受け継がれてしまってますな。こんなボディラインピッチピチのピンクのジャケット着た巨乳美少女が寄ってきたら目がハートになりそうなもんですが、バイク乗りには硬派な方が多いんでしょうね(棒)。

 凛ちゃんが道の駅の裏の河原で一人でソフトクリーム食ってるのを見て聖が「女性としては重すぎる光景ですわね…」って言ったのは入れて欲しかったところだけど、写真のくだりはかな~りソフトに変更されてますね。「凛ちゃんはヘルメットの下ではすっごく素直な女の子なんだよ!みんなで記念写真撮ろうよ!」優しい世界。原作だと女性向けバイク雑誌の取材でみんなで写真撮ったは良いものの編集者がフォトショで加工中に凛の背後に霊のようなものが取り憑いてるのが見えて一緒に修正されて存在を消されているのが雑誌に載ったという、確かに気の毒過ぎるエピソードでしたから…

 

 

■第4話「おんせん!!」

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 三ノ輪聖ちゃん。けいおんムギ枠。バイク部員ですが自転車すら乗った事がないのと誕生日が12月とかそこらで免許も取れないので執事の早川のサイドカーに乗っている。(三ノ輪って苗字はそこから来てるのかな?)聖をひじりと読ませると言えばバイク漫画の「バリバリ伝説」で聖ヒデヨシというキャラが登場しますが彼女との共通点が無く元ネタと考えるには微妙なところですね。他メンバーは(川崎来夢先輩を入れて)それぞれ贔屓のバイクメーカーが元ネタなんですが聖ちゃんの元ネタは何なんでしょうね。

 

 4話は北海道ツーリングの打ち合わせをする面々。凛の初北海道の気の毒過ぎるエピソード、まあ色々突っ込みたいけど幼少期に同乗者が死に瀕するレベルのバイク事故に2回巻き込まれて傷一つ無い凛はサイボーグか何かなんですかね…

 ここでみんなで深夜ラーメン食べに行く描写、もっとしっかり描いて欲しかったなあ…って。全体通して原作をなぞっているにも関わらず一つ一つの描写が毒抜きされてあっさりし過ぎてるという印象があります。ここのラーメン食べに行く話は、羽音「ねぇ…今からオートバイに乗って悪いことしに行こうよ!」っていう誘いから始まり、恩紗の「お、おぉ…やってやろうじゃないの。私は怖くないぞ」って小物感を漏らしながら少年少女特有の未知へのワクワク感を滲み出させる反応とか、ラーメン食った時に聖がラーメンの油の膜を眺めながら「人間はこんなに油を食べて大丈夫なんですの?体にワルそうですわ~♡」って恍惚と吐き出すところの描写の何とも言えないエロスとか(これは若干あった)、凄くいいシーンなのに、アニメだと...

ラーメン食いに行っただけじゃん!!!!!

  ラーメン、食いに行っただけじゃん………

 

 フェリーに乗れなかった面々。早川が来夢先輩に対抗してフェリーに飛び移ろうとしたとこの聖ちゃんがガチビビリしてるの良いですよね。(誰だってビビるけど)

 モジャの言う青森まで700kmのロマン、すごく分かる。私はバイク乗らないけど分かる。でも女の子が危ないと思う。羽音ちゃん、深夜に人の居ない道路で見知らぬ男に声かける器はスゴいけど危なっかしすぎですね。1Lしかないガソリンを屈託なく半分分けてあげる天使。

 ここ(神の乗り物のくだりと不審者さんの説教)は原作屈指のギャグシーンだと思ってたんですが、アニメだとすごくいい話風になってますね。でも原作でも台詞はほぼ同じなので、表現ひとつですねえ。

 ”強くなければバイクに乗れない、優しくなければバイクに乗り続けることはできない。”モジャに言わせてあげたい名言ですね。

 不審者がくれた聖杯(ホーリーグレイル)、凛ちゃんに渡すとイベントが発生するやつですね。

 

 「見知らぬ男に着いていったらいつのまにか意識を失っていて、目が覚めたら雑木林の中に寝かされていた」って完全にアレですよね、アレの後ですよね…

 

 北海道ツーリング開始で、待望の露天温泉シーン。凛の尻にスズキの焼き印が入っているエピソードについては原作ではパンツが脱げてて素肌に直接でしたが流石にテレビで放映したらマズイという事だったんでしょうね。モジャは弟達にムシられるから陰毛全部剃ってるという謎エピソードは全カット。

 

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焼き印っていうか肉付き凄すぎない?高校生なのに…

 

 開放的な露天温泉で少女たちが真っ裸になって湯浴みをしている、これはもう天才的ですよね。こここそ「映像化した事に意味がある」の極致みたいなシーンじゃないですか。でも原作はエロスの雰囲気作りがもっと凄いですね。

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 これ。男の横で平気で足開いて座ってる聖ちゃん。無論早川にはやましい気持ちは無いのでしょうし、執事として仕えているからには聖ちゃん側も慣れているんでしょうけど「この場に男性がいる」という絵面自体がとんでもないエロスを醸し出していて、とはいえこのシーンをアニメで見られたのは大満足です。

 

 

 4話まで通しての感想ですが、原作をなぞっているのに一つ一つの表現が淡白な印象が拭えず、やや物足りない感じですね。「漫画だからこそ表現できる深さ」「アニメだからこそ表現できる深さ」があると思うので単純に比較するのはアレかもしれないですが…上に書いた深夜ラーメンのシーンとか、凛がスズキの作文書いたシーンとか、なんというかあっさり過ぎてしまって余韻が無いのが残念でした。原作のギャグテイストとエロスな雰囲気が無いと、「ただの量産型萌えアニメ」になってしまうんじゃないかと危惧してしまいます。

 

 ただ、ともすればこのアニメかなり「巻き」で進めないといけないと思うんですよ。いま4話で、次5話は少なくとも北海道ツーリングの話で全部使うでしょうから実質あと半分強、けいおん!オマージュアニメとしては、1期のうちに彼女を登場させないといけない訳ですよ。そう―――

 

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ばくおん!!あずにゃんを!!!

 

 因みにばくおん!!あずにゃん、名前は中野千雨ちゃんですけどキャラデザがまんま上のエロマンガの子で、この子も当時もあずにゃんに似てるって話題になったので僕はおりもとみまな先生はあずにゃんをパロったキャラを作るのに上のエロマンガの子をそのまま書いたんじゃないかと半分疑っています。閑話休題

 ばくおんのあずにゃんは、あずにゃんだけあって羽音たちの後輩なんですね。後輩ってことは1年経たないと入ってこないんです。あずにゃんって言うか千雨ちゃんなのでここからは名前で呼びますけど、千雨ちゃんが入ってくるまでに①文化祭の話と、②聖が免許取る話をやんないといけない訳じゃないですか。更にアニオリ回だって入ってきますよね。

 ぶっちゃけ話の濃さで言ったら今回のツーリングから文化祭の話くらいまでで1クールアニメできると思うんですけど、寧ろ千雨の初登場シーンまでをアニメ1期でやって、一番ラストで意味深なあのセリフを吐かせておいて「2期に続く!」だったら良いんですけどそんなムシのいい話はないのでこれらのエピソードを消化しつつアニメの話数をある程度残してあずにゃ、千雨ちゃんを登場させないといけないじゃないですか。特に聖が免許取る話は時系列上どうやっても千雨が入学するタイミングより後回しにできないですもんね。1クールで全部やるには濃すぎる内容ですよ。

 

 でも、よく考えたらキービジュアルとかにも全く登場してない千雨ちゃんが出てくるという保証は別に無いわけですね…それはそれで可哀想ですけど。千雨ちゃんが出ないなら出ないで、2期が担保されているようなものなのでアリっちゃアリですね。

 

 

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※H28.4.28追記

 【追加キャラ&キャスト情報!】

 

やっぱり出るんじゃないか…

 

なんか、アニメだとサンダース大附属高校のアリサみたいなビジュアルですね。

サンダース アリサ - Google 検索

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 話を戻すと、やっぱり現時点までで「映像化した」という以外の意義が分からないのは結構痛手だと思うんですね。そもそも僕はアニメ化するって話を聞いて原作を購入したので、原作と比べて云々~っていうのもアレですけどやっぱり純粋に原作の雰囲気が良かっただけにアニメのあっさり感というか、毒の抜かれっぷりには少し脱力してしまうところがありました。まあ全部観ますけれども。

 

 今後の展開に期待しましょう!