ひだまりPはこう語った

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ひだまりPはこう語った

可愛い女の子がキャッキャウフフしてるだけの脳死オタクアニメを観て感じたことを色々書きます。

μ'sファイナルシングル『MOMENT RING』-畑亜貴は天才シリーズだった。

ラブライブ!

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 ラブライブ! μ’sファイナルシングル「MOMENT RING」

 

 

 あぁ………これは神シングルですね、間違いない………

 

 μ'sファイナルシングル「MOMENT RING/さようならへさよなら!」購入しました。

 ぶっちゃけ12月にAmazonで予約したっきり忘れてたので、Amazonから『「タイトル未定」を発送しました。』のメールが来て「あ…もうそんな時期か。」って思いだした感じですね。

 μ'sの最後のシングルという事で、思ったことを色々書いていこうと思います。

 

 

01. 「MOMENT RING」

 

 あの…そうだなあ…そうだなあ…語りきれないんで取り敢えず一番突っ込みたい所を最初に突っ込んでおきたいんですけど、

 

この謎ラップ要る!?!?!?

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 出だし穂乃果、ことり、海未のソロ歌唱から入って、「おっ感動路線か?泣いたろ!」って思ってたらいきなりμ's随一のデスボイス

 

 「僕らが一緒に見た(yo!)光は銀河の海(Hey!)みたいだ(Check it out!)

 

 とかやられたら、普通に笑ってしまうやん…「銀河のウミィ!↑」で笑ってまうやん…無謀な夢から始め過ぎでしょ…冒険しすぎでしょ…これどうなるんだよ…

 これは花陽がDMCの根岸みたく、独立後本人はアイドル大好きなのにその路線ではさっぱり売れず代わりにアイドルとかけ離れた方向性の才能ばかりをメキメキと伸ばしていくことへの暗示…?そこまで将来を見据えたご乱心ラップだったのか…?

 

 とはいえ謎ラップの必要性はともかく、これ自体は本当に良い曲なんですよね。

 

 若干Future Styleと似た上がり調子のイントロから、まずは穂乃果かわいいのソロ。「〽聞いてよ いまの気持ちは …そうだなそうだな語りきれない!」って、もうここで「神曲」が確定じゃないですか。次のラップで揺らぐけど。

 エモーショナルな穂乃果の、感情が溢れ出てくるさまをこれだけ明るく前向きに穂乃果らしく、短いセンテンスで表現し切っているのは本当に語りきれない。これ作詞したの誰ですか?海未ちゃんですか?ですか??

 

 そしてサビの、「〽無謀な夢から始まって 奇跡のようにすべてが繋がって」というくだり。凄いですよね、これがもう、μ'sそのもの。まさにWe are μ's!って言うような歌詞じゃないですか。

 まずここで「無謀」って単語をチョイスするセンス。μ'sのことを語るのに、「無謀」って言葉を普通使います?でも「無謀な夢から始まって」と言われてみると、確かにそれは「μ's」なんですよね…この一単語に、作詞者の宇宙レベルの感受性が伝わってくるようでした。

 その次の「奇跡のように」って表現も良いですよね、「奇跡で繋がった」じゃなくて、「奇跡のように全てが繋がった」、「奇跡のように」だから奇跡ではないんです。アニメ2期の曲で「〽奇跡それは今さここなんだ みんなの思いが導いた場所なんだ」って歌詞が出てきたと思うんですけど、μ'sにとっての「奇跡」は「みんなの思いが一つになって導いたもの」で「神様が与えてくれた奇跡」では無いんですよね。だから「奇跡のように全てが繋がった」。これが、μ'sたる所以だと思います。

 

 

 で2番なんですけれども、ここでこの曲のタイトルそのものが回収されるわけなんですが、

 

〽瞬間をリングへと閉じ込めて

 いつも眺めてたい どの指がいいかな

 きれいだね…!

 キラキラの毎日をずっと忘れずいてよ

 

 このサビの前半部分は、思い出を懐かしむような「終わり」の響きがあるんですけど、後半では

 

〽明日への地図はいつだって

 白く輝いて未来をえがいて

 思い出だけじゃないからね

 終わらない青春はここにある 僕たちが知ってるよ

 

 と、むしろ新しい「始まり」を想起させる内容になっているんですよね。

 

 劇場版の感想書いたときにこんな事言ったかどうか忘れましたけど、スクールアイドルの期間ってすごく短い訳じゃないですか、高校3年しかないですから。だからアニメ~劇場版のμ'sも、3年生組の卒業という転機を迎えて、このままアイドルを続けていくか、これで終わるかという岐路に立ち、悩んだすえにこれで終わらせる、という決断を皆でした訳ですね。だから「μ's」としての物語はこれでおしまい。

 でも「スクールアイドル」の物語はまだ終わらない。それこそ、劇場版で穂乃果達が為した事が「次のスクールアイドルへ続く道を拓く」という事そのもので。だからμ'sの次の…えーと(ググる)、Aqoursですか。彼女たちの物語が、また始まるわけですね。

 だからこそ、この歌詞は「終わり」と「始まり」の両方を含んだ内容になってるのだと思います。ま、今思いついただけですけど。

 

 

結論:ラップはいらない

 

 

02. 「さようならへさよなら!」

 

 えーと、これは…畑亜貴は天才シリーズ

 天才どころじゃない。神か―――!?

 

 まず、「さようならへさよなら!」ってタイトルがもう神域ですよね。「さようならへさようなら」でも「さよならへさよなら」でもなく、「さようならへさよなら!」!「さようなら」と「さよなら」のニュアンスの違いっていうのは我々凡人でも何となく理解できるところだと思うんですよ。それをババッと曲のタイトルに落としこむことで、タイトルを受け取った側が感じるニュアンスの違いによって、表面的な言葉だけでない「深さ」を生み出しているんですよね。しかもそれは辞書を片手ににらめっこして考察しないといけないような壮大なものでなく、普通に、普段母国語として日本語を使っていれば誰でも入っていける世界なんですよ。ラブライブシングルCDのB面って「輝夜の城で踊りたい」とか、「だってだって噫無情」とか詩的なタイトルが多いんですけど、このタイトルはそういう詩的な深みを、ただのシンプルな日常の言葉を2つ並べるだけで創り出しているんですね。これを、天才と言わずして何というでしょう。

 

 

 そして、サビの「〽僕たちは懐かしさにひたるより また会えると笑い合って さようならは取っておいてよ もしもの時まで」のくだり。正直こんな立て続けに”神の言葉”を投げられ続けては脳内処理が追いつかないですよね…これはもう合法ドラッグだ。

 振り返って畑亜貴さんと言えば「曖昧3cm そりゃぷにってコトかい!?」の世界観を生み出し続けてる人で、「言葉選びのセンスが卓越してる」なんて言っても今更どころの騒ぎではないんですけど本当にすごい。「さよならはもしもの時に取っておこう」って発想すること普段あります!??まずこれらのワードに僕みたいな凡人では繋がりを見出せないのですけど、きっと畑亜貴さんの中では整合性が取れてるんでしょうね。詩を書く人のすごい所って、ただ語彙が多いとか言うんじゃなくて、一つのワードから想起できるイメージが途方も無く広いことにあると思うんですよ。考えてみれば、「きっと青春が聞こえる」だってまず「青春」に「聞こえる」っていう動詞が結びつかないじゃないですか。しかも「青春が聞こえる」って言った直後に、「その瞬間が見たいね」って。いま「青春が聞こえる」なんて表現した斬新さの余韻が消えないうちに今度は「見る」って表現が飛び出してくるわけで、もう凡人は畑亜貴さんの詩の表現の海を彷徨いながら、うわ言のように「すごいなあ…」って言うしか無いんですよね。

 で、このフレーズの意味合いを考えてみたんですけど、この詩を聞いてパッと思い浮かぶのが斉藤由貴さんの「卒業」って曲だと思うんですよ。「〽ああ卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう でももっと悲しい瞬間に涙はとっておきたいの」のくだり。これを踏まえて、この「さようならへさよなら!」は、言わばμ'sの「卒業ソング」って思うんですけど、その中で「〽さようならは取っておいてよ もしもの時まで」ってフレーズの意味するところとしては「これは、悲しい事ではないんだよ」って、そういうニュアンスでしょうか。この曲は、μ'sの解散という「別れ」を何よりも前向きに捉えているんですよね。

 アニメ2期11話の、えーとμ's解散を決意して、みんなで海行って泣いた回ですね。あれブログでもちょっと湿っぽすぎて不完全燃焼って書いたんですけど、もう私の中ではあの回へのアンサーソングです、この曲。誰も彼もがそう思うという事は無いと思いますけど、少なくとも私の中の「こうあってほしい」というμ'sを体現してくれた神曲です。

ラブライブ!2期 #11「私たちが決めたこと」感想

 

 「〽さようならへさよなら!なんて無茶苦茶を言いたくなった…」ここでも「無茶苦茶」なんて単語をチョイスしてくるのがもう、一々神がかり。これはもう「心の的のド真ん中に突き刺さりました!」なんて言うのは傲慢そのもので、「畑亜貴さんがダーツを投げた場所に的ができる」と言うべきでしょう。

 

 ところで、私の中での「ラブライブ三大名曲」は今まで「きっと青春が聞こえる」「夏色えがおで1,2,Jump!!」「Snow halation」の3曲だと思っていたんですね。これは正直どれも強力過ぎてアニメ2期を経ても変わることがなく、劇場版も文句なしの名曲ぞろいだったんですが「ラブライブ!を知っていてこその良さ」ではないかとどうしても思えてしまって結局上記3曲が立場を譲ることはなかったんですね。

 正直ここに来て「さようならへさよなら!」がこれらを本気で揺るがすド名曲として最後の最後に君臨してきた感じですね。やってくれた、もうこれは、最強の「卒業ソング」を置いていってくれた。「MOMENT RING」って何かって、もうこの円盤(CD)の事ですよ。いつまでも眺めていたいですよ。

 

 

結論:畑亜貴は天才シリーズ。

 

 

本当にありがとう。

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