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艦隊これくしょん-艦これ- 第6話 「第六駆逐隊、カレー洋作戦! 」感想

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 第六駆逐隊を全面に出してキャッキャウフフさせとけば艦これアニメは転ばないことが証明されてしまった。

 ボンカレーはどう作ってもうまいのだ―――というBJ先生の名言があるが、カレー回だけにまさにそういう回でしたね。

 

 

 艦これアニメ6話の感想です。

 

 

 

 

 

 ブルーレイのCMくらい、扶桑山城に喋らせてあげて欲しかった

 

 

 6話は第六駆逐隊、暁・響・雷・電が活躍する回ですね。

 

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 暁型四姉妹長女、。自らを一人前のレディと称し相応の扱いを求めるが体型・性格全てがむしろ姉妹で一番お子ちゃまな、型に嵌めて高温で焼き上げたテンプレ背伸び系ロリっ子。どうでも良いけど、長髪のシャンプーハットの使い方本当にこれで良いのか

 

 

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 次女、。第六駆逐隊のクールビューティ。ハラショーなどロシア語を多様するのは史実でソ連に引き渡された過去を反映したものらしいです。ゲームでは現状暁型で唯一の改二実装艦で、改二になるとВерный(ヴェールヌイ)と名が変わります。姉妹の中では影が薄い方なので、アニメでは個性を出して欲しかったのですが殆ど6話に至るまで出番の割に目立った言動がないですね。

 

 

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 三女、。読みは”いかづち”。暁とはまた違った意味での背伸びロリっ子。「もーっと私に頼っていいのよ♡」は彼女を象徴するセリフの一つで、その笑顔の包み込むような母性から提督をダメにする艦娘No.1の座に輝き続け、職を失った提督の家に通っては料理を作ったりパチンコ代を貢いだりする二次創作が爆発的に作られました。けどそれも頷ける…この八重歯が、悪魔的だ。

 

 

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 四女、。読みは”いなづま”。雷と電を間違えるととっても顰蹙を買うので注意しましょう。「なのです!」が口癖の大人しい系ロリ。ゲームでは最初の艦娘候補として出てくるので、一番初めに出会った艦が彼女という人も多いはず。僕もその一人です。性格はおだやかで優しく戦闘も好きではない電ですが、出撃時の「いなづまの本気を見るのです!」という台詞や駆逐艦深雪と衝突して沈ませた史実エピソードなどから実は腹黒い疑惑がファンの間で浮上、可愛い顔してさりげなく毒を吐いたりエグい振る舞いをする電が二次創作で創り上げられ、いつしかそういった電のキャラクターを本来の優しい彼女と区別して「ぷらずま」と呼び習わすようになりました。春閣下みたいなもんですね。長身の女性を目指して毎日牛乳を飲んでいるという設定がありますが、姉妹の暁などのインパクトに吸われてしまいそれ系のネタでいじられることはあまり無いもようです。

 

 

 いやあアニメの第六駆逐隊、可愛いですね。ゲームでも可愛かったですが、現状アニメ化による恩恵を一番受けているのが第六駆逐隊だと思います。これは全員そうなんですが、ゲームでは皆提督(=プレイヤー)に向かって話しているのが、アニメだと艦娘同士での人間関係や絡みが描かれることになり、その中でも「暁型の末っ子としての電」が観られるのは本当に新鮮です。こうして姉に甘える電、甘やかす雷。転んでしまった電をなでなでする響。微笑ましいと言わずしてなんと言うのか…本当に良かった…本当に。

 

 ここの鎮守府では暁型が遠征担当なんですね。まさかここに来て「赤城給食」をネタにしてくるとは思わなかった。

 赤城給食とはボーキサイト輸送任務のことで、その名の通りボーキサイトを大量消費する赤城に食わせるための遠征任務であることからその通り名が付きました。尚、正規空母の中で赤城さんだけが大食いなのかと言うとそうではなく、むしろ艦載機の搭載数的に言えば加賀さんの方が燃費は悪いです。しかしそもそも正規空母は全員レアリティが高くて初心者提督にはなかなか手に入りにくい一方、赤城だけはクエストを達成することによって誰でも手に入れることができました。そうして多くの提督にとって赤城さんが初めての相手に…初めての正規空母になったわけですが、同じく殆どの提督が彼女によるボーキサイトの消費速度に目を剥いたことから、「正規空母=赤城=大食い」のイメージが固まってしまったという経緯があるのです。他の正規空母がだいたい揃ってくる頃には、提督達も慣れてきてボーキのやり繰りが効率的になり赤城のようなインパクトは無かったわけですね。

 

 ところで我々は二次創作に毒されているためにこのシーンも赤城さんはボーキサイトを丼に盛ってバリバリ食うんだろうな、と解釈してしまいますが実際には食うとは一言も言っていないので、もしかすると「ボーキを一杯運んできてくれたのですね!これでまた出撃できます!」という意味合いだった可能性も…なきにしもあらず。

 

 

 1年間のカレーレシピを決めるカレー大会。やっぱカレー作る話だったか…ところで金剛は二次創作のアダ名持ってくる係にでも任命されてるのかしら。雷電って言いましたね。でもこれはちかたないよ…僕も「らい」で「雷」出してるし、「電」も「でん」で出してるし…そもそも「いなづま」で「電」が候補に出ないし。

 

 料理対決回の定番、「出場が決まってからレシピを調べる」第六駆逐隊の皆さん。鍋が煮えるのを待てないから高速建造材で炙るとか、そういう悪魔的提案をしれっとやるから腹黒設定を作られるんだよ電ちゃん。アンソロジーか何かでも第六駆逐隊がカレー作ろうとして失敗してケンカになる話を見た気がする。ここで響が皆の仲をとりなしてるのが良かったですね。これで響のポジションが分かった。

 

 夕張さん胸ぺったんこやん。工廠にいる艦娘といえば本来は明石なのですが、既に登場している夕張が繰り上げで出てきました。夕張も兵装実験軽巡と言うだけあって職人イメージの強い艦娘でしたね。

 

 夕張が鍋を作っているカーンカーンと言う音を聞いて怯えすくむ暁達。これ一瞬何のことか分からなかったんですが艦娘を解体する時の音ですね。「解体」された艦娘は艤装を失い普通の女の子に戻るという節が一般的ですが、実際のところどうなるのかはアニメではこれ以上は触れられませんでした。

 

 間宮さんも可愛いですね。ゲームでは動きも喋りもしないだけによけい新鮮で可愛いです。堀江由衣さんの声ピッタリですね。

 ボーキボトムサウンドって完全にアレやんけアイアンボトムサウンドの安直なセルフパロやんけ。忘れもしない2013年秋。あとたった一度の勝利がどうしても掴めず、課金までして繋いだ資源も応急修理女神も、間宮も全て出し尽くして矢折れ刀尽きた僕のトラウマ、それがアイアンボトムサウンド。

 

 

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 駆逐艦四隻で挑むのはムボウ過ぎる―――って言うかここ、第六駆逐隊の出撃セリフ言わせたかっただけだろ!!

 

 

 そしてカレー大会。金剛&比叡。もうオチが見えてるじゃんか…ありとあらゆる二次創作で食べる者を昏倒させてきた比叡カレー。金剛はなぜ、せめて榛名を連れて来なかったのか―――おそらく比叡の強い志願を断りきれなかったんでしょうな。金剛は妹想いだから…

 翔鶴&瑞鶴。っていうか、霧島の紹介がバキのアレっぽいぞ。

 赤城&加賀。赤城さん、完全に食欲の獣の顔になってる。金剛比叡ペアに次ぐオチの読みやすさですね。

 島風。島風は今日もぼっち。「めっちゃ速いけど、速すぎて他の味方の艦が付いて来られなかった」というのが島風の孤独キャラの理由ですが、アニメでもその事に触れられる回が来るのでしょうか。

 「お嫁さんにしたい艦娘ランキング」一位の羽黒&「お嫁にいかせてあげたい艦娘ランキング」一位の足柄ペア。ここまでハッキリ言うとは思ってなかったぜさすが那珂ちゃん。足柄さん、「那珂、ちょっと工廠まで来なさい」って言いかけてましたが、かつて艦これカフェだかいう何かで「那珂ちゃん解体セット」みたいな悪ふざけを公式でやってどえらいバッシングを受けていたことが記憶に新しい中で那珂ちゃん解体ネタをやってきたのには驚きました。今回、本当にガンガン攻めてきますね。

 

 

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 あぁ、公式でこれをやったか…

 

 赤城さんが大食いなのは特盛りカレー食べてた所からも明らかでしたが、あの頃はまだ「大食いの一面もある、クールで優しい誇りある一航戦」でした。しかしこれはどうよ。何というか、思い切りが良すぎるというか…これがこの後シリアスをやっても何の説得力も無いと思うんですが、これをやった顔でまた3話みたいな事言うんでしょうか?「赤城先輩は、ちょっと補給が大切なだけだよ!」って睦月はどんなフォローしてんだ。そして完全にモブになった吹雪。まあ、ゲーム的にはある意味影が薄い方が吹雪らしいですけどね。恋する吹雪は赤城さんに幻滅したりはしなかった。その気持ちはわかるよ。

 

 翔鶴のスカートがらみの件も何か史実を反映してたんでしたっけ。そうだったような気もします。忘れましたけど。艦これにおいて翔鶴くらい紐パンの似合う艦娘もいないので、今後も脱げキャラとしてアニメを盛り上げて欲しいところです。それにしても、霧島さんに突っ込みを入れる那珂ちゃんって異常な光景だ。

 

 しかし、ちょっと足柄さんが合コン失敗したとかそんな事を匂わせただけでも物議を醸していたのにここまで思い切った事をやってくるとは思いませんでした。或いは思いっきりやるからこそ逆に批判も来ないと踏んだのか、完全に行き遅れキャラになった足柄さん。他でもない第六駆逐隊相手に切実に語っている様が涙を誘います。

 

 

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ミルキィホームズかな?

 

 

 そしてまさかの勝敗は長門が辛いの苦手という理由での決着。まさかでもないか。金剛と足柄と暁達の会話を聞いていたシーンから第六駆逐隊を勝たせるための仕込み…という程でもないが、暁なら辛くしないだろうとは容易に予測できるので出来る限り勝たせてあげたかったんでしょうね。出来レースじゃねえか!という見方もありますが、敵を知り己を知れば百戦危うからず。足柄さんがお嫁にいけないのも、実はそのあたりの能力にゲフンゲフンッ!

 

 

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守りたい、この笑顔。

 

 

 

 というわけで完全ギャグ回でした。こんなアニメで沈んだ艦娘なんているわけないよね。単にギャグというだけでなく赤城の大食い設定や足柄の行き遅…飢えた狼設定などこれまでの話ではどこか慎重な面も見て取れたいわゆる二次創作ネタについても片っ端から拾いまくっていてアンソロジーコミックか何かを読んでいるような気分でした。「艦これ」アニメにほのぼのとした艦娘達の平和な日常を求めるならば、今回のような話は一つの答えとなりうると思います。僕も鬱アニメになるくらいならギャグアニメで突っ走って欲しいと思います。

 その一方で、何というかお腹いっぱいな印象も受けました。というのも、比叡がカレーで仲間を昏倒させたり、赤城さんが料理してる端からつまみ食いをしまくってたりするようなのはアンソロジーやその他二次創作の類でいくつも見てきたわけで、それを今更アニメでやられても…という思いはあります。あくまで「自由な解釈」を基に作られる二次創作と、「公式」であるアニメでは受け取り方も違うのです。うまい例えが見当たらないですが…祭り屋台で食べる焼きそばは美味しいけど、高級フレンチレストランに行ってそれと同じものが出てきたら困惑するだろ的な。

 二次創作との付き合い方で特に感心したのといえば「THE IDOLM@STER」のアニメで、本編ではあくまで明るく前向きなアイドル天海春香を崩さず、「彼女達が出演する映画の中で悪の女幹部役を演じさせる」という形で二次創作にあるような「腹黒い天海春香」を描いてみせました。二次創作に媚びず、しかし切り捨てることもしない公式アニメとしての姿勢が素晴らしいです。

 まあ、それと同じにしろとは思わないですが流石に赤城さんのキャラはいきなり急降下しすぎました。これがまた、次の回では鋼の艤装は戦うために、破邪剣征・桜花乱舞~!とか言うのかと思うと流石にメリハリが無いと言われても仕方ない気はしますね。

 

 

 この回の良かった所はまあ、やはり第六駆逐隊の可愛さが全面的に押出されていた所でしょう。とくに。既に言いましたが、ゲームでの電は話し相手が司令官(プレイヤー)なので敬語なんですが、ここでは姉妹とタメ口で話す電を見ることができ甘えん坊な末っ子の一面や泣き虫な所などゲームでは出てこないカラーがよく出されていて素晴らしかったです。

 

 

 次回、「一航戦なんて、大ッッキライ! 」―――ってまた五航戦回か!!??天龍龍田や扶桑山城、飛鷹隼鷹、伊号潜水艦etc...まだまだ本編に出てない有名な艦娘が大勢いるのに、なぜそこまで五航戦を推すのか…?特に天龍型なんてコンテンツ初期の頃からずっと人気を支えてきたのにアニメでは完全に居ないことにされてるのが不思議でなりません。更にタイトルからしても「これ、一航戦か五航戦どっちかが沈むんじゃ…?」って思わせるような鬱フラグがどことなく見え隠れしているような、いないような…

 

 次回も楽しい話だといいですね。ではまた!