ひだまりPはこう語った

ちゅんちゅん、ハローラブライブ!「人生をラブライブ!にする」をモットーにあれこれ語ります。

【R-18】euphoria HDリマスター版プレイ感想(※ネタバレ無し)

 

 euphoria(HDリマスター) [アダルト]

 

 ふっと気になって購入しました!エロ・グロ描写がキツいけどシナリオは良ゲーという風に聞いて、正直怖い物見たさに近いくらいの気持ちだったのですが、最後の方は引き込まれる様に手が止まらず(卑猥な意味ではなく)一気に読みきってしまいました。以下感想です。

 

※18禁ゲームの内容に言及する記事のため

 18歳未満の方はこれより先の閲覧はご遠慮下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ジャケットがこちら。

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絵柄も好みだしいい感じのジャケットですね!()

 

■導入

 主人公、高遠恵輔は女性に対する陵辱・破壊願望のような異常性癖を心の奥底に隠して平穏に生きている男子高校生。彼とゲームのヒロイン達は目が覚めたら突然真っ白な部屋に閉じ込められ、ここから脱出するためには指定の条件で主人公がヒロインを陵辱するという凄惨な内容の「ゲーム」をクリアーしなければならないことを知らされる。最初に、そのうちの一人が凄惨なゲームの内容に激昂し参加を拒否したところ、「ゲームの放棄」と見做され全員の前で殺されます。

 開始5分くらいでヒロインが電気椅子に拘束されて糞尿を垂れ流しながら絶命します。「このゲームに逆らったら””」という恐怖を全員に植え付けさせるために見せしめ的な意味で。このシーンは体験版にも収録されているそうなので、「人を選ぶゲームだよ」とあらかじめ篩にかける意味もあるのかもしれませんね。そう考えると委員長の死はいろいろな意味があったんですね。

 

■キャラ紹介と個別感想

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帆刈叶(ほかり かなえ)

 主人公の幼馴染。心優しくも気丈で、逆境にあっても周囲を元気づけようとする健気な娘。主人公と同じ天文部の所属。主人公と恋仲ではないがそれと同等以上にお互いの事を大切に思っており、主人公もどんな状況にあっても彼女の事は命がけで守ろうとする。それ故、ゲームにおいて最初は鍵穴(陵辱の対象)に選べない=攻略できない

 彼女について深く話すととんでもないネタバレになってしまうので紹介以上の言及は避けることにします。けなげな叶ちゃん可愛いよ…

 

 

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真中 合歓(まなか ねむ)

 主人公のクラスメイトだが特にそれ以上の接点はない。電気椅子処刑されたクラスメイトの姿を見て下半身を勃起させている主人公の姿を見て、その異常性癖を見抜き、叶にそれをバラさない代わりにと主人公を脅迫(?)する。それからも主人公にいきなりキスを求めてきたり、主人公の”本性”(陵辱・破壊願望)に訴えかけ、何かにつけて挑発的な態度を取ったりと、その真意は読めない。ちなみに短髪に見えるが実は長髪を後ろでまとめているだけである。プレイして確かめて頂きたいが、実際の髪の量はとてもボリューミィ。

 

 

 なお全シナリオで失神するまで顔面サンドバッグの刑を浴びている。2周目以降は同じシーンで早送りになるため更にボコ殴りに見えるおまけつき。

 

 

 

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蒔羽 梨香(まきば りか)

 主人公の天文部の後輩。甘えん坊で泣き虫…というだけだと思いきやその実、「他のヒロインが体を張って手に入れた豪華な食料と寝床の権利を平気で横取りしようとする」、「最初からずっと味方をして励ましてくれた叶が体調を崩して倒れてる時にそれを放置して新たに懐いた合歓の方にべったり甘えに行く」、「食料が最低限しかない中で全員のために支給されたサンドイッチを全部一人で食う」、「自分が陵辱対象として選ばれると「なんで梨香を選ぶの!他にも沢山(女の子が)いたじゃない!」とキレる」、等など……数多くの自己中クズ発言・行動が目立つ。ただし本人には悪意がなく、ただ周りに甘えていればいつも自分は庇護を受けられると経験から信じているからである。主人公は「今まで周りに甘やかされてきたせい。本当にあいつの為を思ってやれなかった俺達にも責任はある」と言うが間違いなく本作屈指の「うざキャラ」である。

 一方、彼女は人の持つ「弱さ」の象徴としても書かれる。極限状況の中で、常に誰かの庇護を得ようとする。合歓や凛音といったカリスマ性のある存在にすぐ懐柔され思考を停止して後を付いて行く。他者に依ってしか存在意義を見出だせない弱さはこのゲームの中で彼女だけが持つものであり、ゲームの中でもこれは象徴的に書かれていると思う。

 ちなみに、サンドイッチはフラグ…おっと。

 

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白夜 凛音(びゃくや りんね)

 無口キャラ。合歓と同じく主人公にとっては面識のほぼ無い相手である。風紀委員で、規律を重んじる性格であり梨香の言動や態度に苦言を呈すこともしばしば。ムチで打たれて体中傷だらけになりながらアヘ顔で絶頂してたりするので「マゾなのか?」と思わせてしまうがその実は…

凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様凛音様

 

 

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葵 菜月(あおい なつき)

 主人公達の通う六慶館学園の英語教師。おっとりした優しい性格で、皆が衝突しそうな時は仲裁に入ってなだめようとする場面が散見される。一方で事なかれ主義で頼りないと思われがちな所があるが、実はとても芯が強くゲームの中でも自分たちを閉じ込めた犯人を見つけようと必死に手がかりを探したりしている描写も見受けられる。鍵穴に選ばれながらも主人公に対して大人の余裕で愚弄するような態度を見せることもあり、決して気弱なだけの女性ではない。或いは年長者として、この極限状況において強く振る舞わなければと、思っているのかもしれないが……豚鼻●クメ担当。嘘である。

 

 ■所見

 どのヒロインを選んでもとにかく迫真に描写されるのが主人公・高遠恵輔の葛藤。「陵辱する側」の彼も結局は「やらなければ死」と脅されているわけなので、言わば被害者であるわけです。しかしその一方で、自分の奥底に秘めていた女性を蹂躙する欲望が満たされることに愉悦を感じている自分もまた本心。そして「自分も被害者」という立場に甘んじて彼女たちを蹂躙していることに彼は激しい自己嫌悪を抱きますが、結局は自分自身の気持ちがどうであれ陵辱するしかない。そしてヒロイン達も、梨香以外は基本的にHに協力的です。(拒否したら死ぬし)そういったところが、このゲームのある種異常な雰囲気を上手いこと作り出していると思います。

 Hシーンはフ●ラ・足●キ程度の比較的軽微なものから、恥辱や苦痛を伴うハードなものまで。普通の和姦もありますがストーリー読んでると正直ノーマルHは邪魔とすら思えてきます。スカ●ロは比較的たくさん。出すのはもちろんですが、食うシーンもあります。嘔吐ももちろん有り。或るヒロインなどは非常にリアルな「ゲップ」でプレイヤーを真顔にさせてくれます。汚物表現は設定でOFFにできますがOFFするとテキスト呼んでも何してるのかイメージが湧かなくなります。暴力表現もあり。リョナもあり。死亡もあり。その辺で確かに人を選ぶゲームではあります。

 上で紹介した5人が攻略対象ヒロインですが蒔羽→菜月→凛音→合歓→叶(トゥルー)の順でのプレイをオススメします。この順番が一番自然にこのゲームの世界観を徐々に理解するのにいいと思うので。

 このゲームでは、恵輔達を白い部屋に閉じ込めた存在、そして「意識操作」ができる首輪等、「絶対の存在」に支配された領域が多く、主人公目線でプレイしていると「わけがわからないこと」「釈然としないこと」がたくさん出てくると思います。それらは周回を重ね、各ヒロインのエンディングを見る中で明らかになり、また新しく周回する度にそれが書き換わるような違った感想を持つことになると思います。そして、最後のトゥルーエンドではこれまで不明だったことがスルスルと紐を解いていくように明らかになり、鮮やかに伏線が明かされ、すべての認識をぐちゃぐちゃと解されて一本筋に繋がるシナリオ。このゲームが良作と呼ばれる理由が分かりました。これは事前にネタバレ等見ず、未プレイの方はぜひとも自分の目で体感していただきたいと思います。エンディングを見た後も、いろいろな事を考えさせてくれます。それは正義や道徳といった教訓だけでなく、今まで見てきた色々なシーンを改めて違う目線で考えることができるのです。

 

 最後に、このゲームの更なる魅力について。OPテーマ、青葉りんごさんが歌う「楽園の扉」。(iTunes Storeで購入可能です!)悲哀を含んだ激しいメロディと歌詞がとても引き込まれる名曲だと思います。曲単体でもすごく良いのですが、ゲームをプレイし終わった後で、この曲のサビの「”憎しみでも あなたの記憶を私だけで満たせたら何も要らない”」というフレーズに思わずゾクッとすること間違い無しです。

 

 ネタバレオンリーの感想記事も別個書こうと思います。今回のは単なるゲームの紹介記事ですね。